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図画工作科における指導と評価の一体化

ー子どもの自己理解と授業改善に役立つ評価を目指してー
新学習指導要領における図画工作科で大切にしなくてはならないのは、子どもたちが 単に見かけ上手な作品をつくることができるようになることだけではなく、ものづくり を通して思い・願いを形にして、主体的に造形表現の能力や技能等を高めるとともに、 自分自身のよさや可能性を感じられるようになるということだと考える。
さらに,21世紀をたくましく生き抜く「人間力」育成のためにも,図工科の基礎・ 基本の確実な定着と学んだことを進んで生活に生かそうとする創造的な力を育成するこ と,また,授業成果に対する説明責任を果たすためにも,指導と評価の一体化による授 業の質的改善が求められている。
そのためには評価を,これまでの作品を中心とした学習成果に着目したものに加え、学習過程そのものに目を向け、それを客観的に評価し指導に生かすことで子どもの学び を実りあるものにするという、表現過程を重視した評価と指導の一体化が必要であると 考える。しかしながら、子どもの活動の様相は複雑であり、これらの授業の中に立ち現れる様々な造形活動の意味を見いだし、価値付け、判断し評価することはなかなか難しいと思われる。
そこで、以下の4点において評価の工夫をおこない、評価と指導の一体化を図った。
 ①客観的に妥当性の高い評価規準を作成し、子どもの活動を評価する。
子どものよさやつまずきが読み取れ,的確な支援ができる授業づくりをめざすために,図画工作科の評価規準を教科書の教材をもとに作成し,それを生かした指導案をつくり実践事例を開発する。
 ②授業場面を「導入」「展開」「まとめ」の3場面に分け、有効な評価方法(診断的・形成的・総括的評価)と組み合わせることで、授業の展開と評価が平行しておこなわれるようにする。

・活動の導入・・診断的評価
 ラフスケッチ・自己評価カード・鑑賞課題カード▼ 教師活動記録表(名簿,座席表)
・活動の展開・・形成的評価
 材料・用具の扱い・会話・質問のメモ・作品▼ デジカメ画像・自己評価カード・相互評価付箋▼ 教師活動記録表(名簿,座席表)
活動のまとめ・・ 総括的評価▼
 作品・デジタルポートフォリオ・自己評価カード・鑑賞活動・デジカメ画像 ▼ 教師活動記録表(名簿,座席表)
③ポートフォリオ評価を活用し、子どもの自己評価、相互評価を取り入れる。
ポートフォリオ評価を活用して,自己評価で子どもが自らの可能性を自分自身で振り 返り、相互評価で互いによさを認め合い、自信を深め合う場面を重視したい。そのた  めに自己評価カード等の工夫をする。
④子どもの活動を評価しやすい教師用評価表とその活用の仕方を研究する
  一人一人の伸びやつまずきを確かめ、それに応じた指導を工夫するために,子どもの活動の様子を記録する活動記録表やその活用法を実践研究する。
by kazukunfamily | 2012-03-28 14:29 | 教授の図工実践

子どもと環境とアート教育の関わりを生かした図画工作科教育の実践的研究


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