図画工作基礎講座3回目 高学年の絵

高学年の絵の指導,
ここからが,絵が好きになるか,嫌いになるかのポイント
まずは,子どもの描画(擬写実期)の特徴を把握する。

1 平面的描法・・形はしっかり見ている
2 等距離描法
3 緻密描写・・・1つ1つを克明に描く、一つ一つにピントがあっている。
4 本物から遠のく描法
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全員が写実的な描画できる,させようとは,絶対思わないこと。
育ちは違うし,対象を見つめる,目とその処理が個々で異なる。
4月に小さな紙に「ランドセルの中の好きな文房具」などの題材で描画させると
物のとらえ方が一面が見えてくる。で,多様なものを観察し,その特徴をとらえる目(頭)を
育むために,
点・線・面(形)・色の変化の多い対象=教材化の対象にすることを心がける。
いうなれば,描画体験のエピソードを増やすこと。何も珍しい物を描くと言うことでなく,見慣れた物を視点をかえて見つめることを教える。
しかし,その視点は大人の絵を教えるということではありません。
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その教材化の過程は,子どもの絵画性の発達・特徴(1-4等)を把握しながら進めることが基本。
これに順次ながら、大人の芸術的な方へ進めていくという教材化の原則。
隣の教室の絵が「上手=大人の遠近法」に近いとあわてる必要はありません。
子どもが,その子なりの視点で対象をとらえ,積み上げてきた描画体験からふさわしい絵が描き方を選択し,描いているか。その絵に,その子の思考のドラマが読みとれるか。
このドラマを評価できるか,それが図工の先生の力量であり,喜びと思いますが。
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by kazukunfamily | 2014-07-03 11:12 | 教授の図工実践

子どもと環境とアート教育の関わりを生かした図画工作科教育の実践的研究


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