横浜での大学美術教育学会に参加
2015年 09月 24日
内容は美術教育における地域ブランドの学習活動を支える担い手に関する一考察
「図画工作科における地域ブランドの教材化の研究」の中で学習の継続性や市民リテラシー構成項目の一部未実施等の課題点が見いだせた。これは連携調整等を教師個人が行っており,「学びを支援する担い手」の育成や組織化が不十分だったからと考えられる。そこで,本研究においては,課題を解決する先行事例として長尾雅信の地域ブランドを構築・維持する「担い手」に関する研究に注目し,それを参考に金沢市や福井県,姫路市の事例を対象に分析をおこない,美術教育における地域ブランドの学習活動を支える「担い手」の構成や育成・連携させる戦略等について考察した。すると,「担い手」が協働する仕組みを構築することで,子どもに「担い手」としての意識を芽生えさせたり,地域住民の学習支援への意識を高めたりする効果が期待できること等がわかった。また,大学において地域ブランドの学習活動を支える担い手の育成する戦略の必要性も見いだせた。
映像は,全体会と発表準備中のもの