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姫路観光案内所にアートクイズマップを置きます。

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昨年夏に、子ども達があつい太陽に負けず、姫路城周辺の自分たちがアートと思う作品の位置を調べ、クイズをつくり、マップにした「ひめじ城、アートクイズマップー動物園編ー」が、2月4日から「姫路市大手前通りの観光案内所「ナビポートひめじ」の入り口におかれます。
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これには、寒い時期ですが、「動物園の動物たちに会いに行ってね」という願いが込められています。ぜひ、ナビポートをよって、アートマップを一枚もっていってください。
また、子ども達の普段見慣れた物へむけるまなざしがわかります。実は、これはアートマップ第1弾です。春に向けて、姫路城周辺の施設でかわいいアートマップが置かれます。そのときには紹介しますので楽しみにしておいてください。
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今回は、ナビポートの入り口、左側に子ども達の手作りのかわいい箱がおいてあります。鉛筆もあります。(できれば使い終われば返してくださいね)
そして、おもしろければ、箱にアンケートを入れるところも作っていますので、感想を解答用紙に書いて入れてください。よろしくお願いします。
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上の写真がナビポートです。姫路の情報がいっぱいです。このまえ、姫路おでんの案内パンフがとても役に立ちましたよ。
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by kazukunfamily | 2008-01-30 19:09 | 子どもと表現活動

共通事項について1 「形=フォームを読もう」

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フォームのナンバー296-2008は、「明日の図画工作・美術教育に願うこと」という内容です。
家に届いていたので、「あっ、大好きな札幌の阿部先生がかいてはるー」とウキウキよんでいたのですが、すぐに「うん・・・・これは、職場の人に読んでもらわないと・・・・」と思いました。

それは、共通事項にたいして、阿部先生が
「共通事項でいう、形や色、イメージの主体は子どもである」として、共通事項を考える際、まず、「子どもに寄り添い、子どもをよさ見る」ことから始めることが重要とされている点です・

共通事項に対して、現場では、「新しくできるらしいが、たぶん今までハサミの使い方などの技法などの基礎・基本がおろそかになっていたのを反省して、子どもにスキルを伝達し、習得させる場だろう」と捉えている傾向が感じられます。ですから、子どもというより「スキル主体」と捉えがちです。
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写真は、今、私のクラス(5/6年)で取り組んでいる木版画の制作風景ですが、このとき共通事項として誤って捉えがちなのは、「正しい彫刻刀の使い方」「画面上の白黒のバランス」「彫りの方向」というスキル面ばかりに重視した事項です。でも阿部先生の視点では、まず、この児童が絵に「2年間の和太鼓練習へうれしさ・苦労のイメージをいかに形にしようとしているか」を教師が読み取ることが第1になります。わたしは、太鼓をバチを握る手を丁寧にほる児童に「印刷した後の、この木版の原版からインクをぬぐって、ニスを塗って額にいれようか」と提案しました。すると、顔の堀り方(彫りの方向)について児童は大変熱心に私から情報を聞き出していました。児童が求める、必要としているからそこ、生きた「共通事項」になると思いました。

今回の「形=フォーム」には、新井先生の「審議のまとめ」、さらには教育現場の鋭い分析と提言ものっています。多くの先生方によんでいただき、新しい指導要領についての議論を深めてもらえればとおもいます。
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by kazukunfamily | 2008-01-29 20:02 | 新しい指導要領

姫路市小学校立体彫塑展、29日より開会

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 姫路市小学校立体彫塑展が明日(29日)から4日(月)まで、姫路城前のガラス張りの建物「イーグレ姫路の地下1階の展示室で開会されます。
本校は、河原に設置した、巨大キノコや森に設置した木の養成、さらには、1・2年生が、心を込めて作ったお店屋さん、そして、しゃちほこ、花瓶などを展示しています。
 見た目の派手さは、ピカイチやね。展示後、自己満足に浸っていますと、周りをみると、どの学校も気合いがはいっていること・・・・すごいです。
「あらら・・・こりゃ、まいったわ・・・」の作品、展示ばかりです。どの学校の先生も、集中して懸命に展示をされています。その思いは一つ、「すこしでもよく子どもの作品を見てほしい」です。
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ぜひ、多くの方に見に来てほしいです。きっと、にこにこしたり、「うーんどうしょう」と懸命に考えて作った子どもの様子が、作品から聞こえてくるはずです。
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by kazukunfamily | 2008-01-28 21:54 | 現場の図工実践

他者を巻き込む造形活動(クリストの芸術) 1

今日から、環境芸術において他者をいかに巻き込んでアートプロジェクトを成立させるのかについて「クリスト&ジャンクロードのザ・ゲーツプロジェクト」において考察したいと思います。

1 他者を巻き込む造形活動
 平成17年2月にニューヨークで行われたクリストとジャンクロードのザ・ゲーツプロジェクトにおいて、芸術と多様な関わり方をする人々を見ていて、どうしたらこんなに多くの人々を芸術は巻き込むことができるのだろうと考えた。さらに、造形教育への閉塞感を現場で感じていた一人として、この「巻き込む」というキーワードこそ造形教育に必要であると実感した。そこで、芸術活動に他者を巻き込むことができるのか、その要素を集めてきた図録やパンフレット、インタビュー等を参考に明らかにする。
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Ⅱ プロジェクトが他者を巻き込む理由の分析
 手元にある資料等をもとに、他者を引きつける3つの要素を見出し、それぞれの要素において、ザ・ゲーツプロジェクトの他者を引きつける理由を見出し、整理してみた。
1 ザ・ゲーツプロジェクトの概要
・場所 セントラルパーク、ニューヨーク市、
・期間 1979年-2005年、展示期間2月12日から28日    (約2週間)        
・費用 2100万ドル(約22億円)
・ゲートの長さと数
 23マイル(約37キロ)のセントラルパークの通路上に約7500 のゲート
・ゲートの幅と高さと間隔
 ゲートの幅は、25の異なる通路の幅に基づいた1.68~5.48メートル、高さは4.87メートル、間隔は3.65 メートル
・ゲートに吊された布の高さ
 吊るされた布は地上約 2.13メートルまで
2 他者を巻き込む活動の要素について
 取材してきた資料をもとに、「不定さ」「可視性」「多様な意味づけ」の3つの活動要素において、ザ・ゲーツプロジェクトの他者を引きつける要素を見出し、整理してみた。今日は「不定さ」
d0146612_194233100.jpg①不定さ
近年の自律ロボット開発において、岡田美智男のグループは、子どもの遊ぶ姿から学んで、「一人では何もできないロボット」という単独では無表情だが、他者が関わると初めて豊かな表情を立ち現れてくるという社会的な営みの中で機能が立ち現れる「関係論的なメディア」としてロボット取られようとしている。このロボットは、実体としての会話や機能が隠していくと、他者は関わりの中で現れてくる意味や機能に注意をシフトしていくように考えられある。よって、「こいつは何者だ?」といった表情や振る舞いは、「自分にとってこの対象は何者、この対象にとって自分は何者か」といった知覚行為(関与)や積極的な意味づけを引き出す。そして、岡田はこの知覚行為や意味づけを引き出す要素を表情や機能、そして関係の「不定さ」と呼ぶものであるとしている。1)確かに、、クリスト・ジャンクロードの作る芸術作品は、巨大で一瞬見たとたんに「これは何?」という疑問というか興味がわく、そして、「何のためにつくったの?」とその作品の意味を確かめよ(図1 クリストがオープニング会場で配布した資料より)うとする。よって、彼らのアートプロジェクトの不定さが他者を引きつける要素になっていると思われる。
注1
岡田美智男、「ロボットのデザイン」『メディア心理学  入門』学文社、2002年、p213
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(1)ザ・ゲーツプロジェクトの不定さ
① 日常生活に障害を及ぼす規模(巨大さ)
 セントラルパークは市民の憩いの場所である。そこに7500の門を作ると、公園の環境、さらに日常生活に影響を及ぼす、だからこそ「何のために」と関心が高まる。
② 一時性
 16日間しか存在しない「もったいない、莫大なお金 と手間を掛けて?」と周囲は不思議がり、その意味を考 えるようになる。クリストが「期間が短いがゆえに、印象はよりインテンシヴであり、美しさ、それに伴う夢、希望が記憶の中に強く残っていく」2)というように、記憶に残る一瞬の美を逃すまいと、多くの人は集まってきたと思われる。
③ 非営利性
 営利性はない、ということで「これだけの苦労をして、なぜ営利をもとめないのか」という疑問が生まれる。これは。作品への干渉を防ぎ、プロジェクトの目的や企 画内容を貫くためであるが、今回のプロジェクトも費用の全てが図、コラージュ、及び、スケールモデルの売却した収益でまかなわれた。その潔さにも他者は惹かれる。
④ 美しさ
  写真のようにクリストとジャンクロードのゲートが生み出す境界や木々やビル、空、水面、氷面とのコントラストは、そのあまりの美しさで、ニューヨーク市 民に町の持つ美しさを再発見させていた。プロジェクトは、その美しさ故に多くの者を引きつけた。
注2
河合純枝「銀色のパラダイス・ヴュ-」、『美術手帳 No.713』、美術出版社、1995年、p89
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by kazukunfamily | 2008-01-27 19:50 | アートと環境

千種高原スキー場にいってきました。

今日、ほぼ2年ぶりにスキニーいってきました。ちょうど2年前、1月2日に、あるスキー場の一番きついバーンを調子にのって2ターンで降りようとしていたら、降雪機の陰からバーンに飛び込んできたボーダーと交錯しそうになり、なんとかよけたものの、そのボーダーがびっくりしてこけた穴にスキーをとられ、100m近くとばされました。言うなれば、斜面での前転です。落ちているときは、「あー終わった」とスローモーションでした。おかげで、首と膝をいため、2年間のリハビリとなってしまいました。まだ、完治はしていませんが、雪が十分につもっているという知らせに、スキーオンリーの千種高原に足が、いや車がむかってしましました。道の雪はほぼ除雪してありますが、村を抜けるとまだ、全面雪です。ですから、その手前でチェーンを巻く方がいいですね。今日も坂道で巻いていた人がいましたが、危ないですね。
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板は、競技をしていた息子の3vです。おかげで、何とかこけずにかえってこれました。
しかし、2本目からはすべるたびに、吐き気がしました。体力がおちていましたね。ぼちぼち夜に歩いてリハビリを進めます。

スキー場に行って一つだけ思ったことがあります。それは、バーンに捨ててある吸い殻。なんか腹立ちますね。雪が溶けた後、近くの小学生や地域の方が吸い殻などを、斜面を登って拾っていることを知っているのでしょうか。吸い殻だけでなくお菓子などの袋もです。本当にやめてほしいですね。悲しくなりました。

さて、次回の趣味はバイクです。写真は知る人ぞしる。KH400です。アメリカで生きていたのが、家の車庫で春をまっています。このバイクを磨くのが私の心の安らぎになっています。
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いつ絵にかいてやろうとおもっています。
明日は、学会の地区会の原稿とプレゼンをつくります。

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by kazukunfamily | 2008-01-26 22:25 | 趣味・宝

上勝町へレッゴー第2弾 巨大な船

今回は、上勝町アートフェティバルを知るきっかけになった、山の中の造船所です。日比野克彦氏と住民・ボランティアが作り上げた射手座造船所。とにかく行ってみるとその大きさにびっくり。初めは10m程度のよていだったそうですが、試しで小さい船をつくってみると、話がどんどの大きくなり、20mの船になったそうです。とにかく高さもおおきいです。
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この船は最初の大きなな狸を目印に、その横の道を曲がることが大切。何より太陽がでるまでに行くといいです。12月までは、船の横で日曜市がたっていました。
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そこでは、船を作った木材を切り出した森からの丸太も売られています。いい思い出になります買いましょう。
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1月からもできれば市は開きたいと地域の方いっておらたので、ネット等で調べてみていってください。上勝町傍示地区です。メールはname@quolia.ne.jpに訪ねればわかるとおもいます。あとは、上勝町の役場のホームページへの問い合わせになると思います。
なぜ、朝がいいかというと、朝日が船底の暗闇に差し込む時が最高だからです。
写真はピンぼけですみません。とっても幻想的だそうで、地元のかたも超おすすめです。
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船の船底には、テントなどが入っていました。その入り口は結構おもかったです。閉めるのてつだいました。
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とにかく、地域の方々がめちゃくちゃ元気でサービス精神旺盛であったかいです。
日比野氏作成の旗も見せていただきました。
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帰るときは「にいちゃん、またきいよ。気をつけて」と皆さんが手を振ってくださいました。何かガンバらなあかんと元気をもらうと共に、「このアートは、自分たちの心なんや」と言っておられた言葉が心に残りました。人を元気にするアートの力を強く感じました。
春にもう一度行きたいです。皆さんもでっかいアートと暖かい心に出会いにいってみてください。
超・・・おすすめです。あのおばさま達にあいたいです。
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by kazukunfamily | 2008-01-26 14:54 | アートと地域

in about for の日本への導入を探る


in about for よく聞いたり、本でよく目にする言葉ですね、環境教育だけでなく、総合的な学習のカリキュラムの構成に活用されています。では、そのルーツはどこでしょう。
現段階でつかんでいる。 in about for の日本への導入の経過は以下のように考えています。もし、違っていたらごめんなさい。新しい情報があれば教えてください。ただいま、ナショナルカリキュラムを取り寄せているところですので・・・・

イギリスにおける環境教育の背景
1970年最初・・・環境教育という言葉が紹介
(Royal society of art,the countryside in 1970,third Conference ,Birminghan,kynoch press,1970)
中学校・・選択教科で環境教育あるいは環境科学・教科内に設定=地理・科学のコース

1988年・・教育法の改正

1990年・・ナショナルカリキュラムに環境教育が設定
(national curriculum council 1990:curriculum guidance 7:environmental eduacation,49pp,national  curriculum council ,york)

1990年・・政府刊行の白書「この共通の遺産、イギリスの環境政策」によりサポート

1992年7月・石原淳「イギリスの環境教育ーカリキュラムガイダンス7:環境教育の分析ー」を環境教育学会学会誌に発表(004VOL.2NO.2)
1992年9月・石原淳「イギリスの学校教育における環境教育ーナショナルカリキュラム施行以降のケース・スタディの検討」
1993年・・阿部 浩「環境教育シリーズ1-子どもと環境教育ー」東海大学出版・C・ゲイフォード「イギリスの環境教育・世界の環境教育」国土社

1997年・・「第15期中央教育審議会「審議のまとめ」の「第5章 環境問題と教育」文部省で生涯教育の視点で「環境の中から学ぶ」「環境について学ぶ」「環境のために学ぶ」の3つの学習要素を提示

2007年・・「環境教育指導資料」国立教育政策研究所、教育課程研究センター
小学校の環境教育のねらいとして、1997年の答申等を受けて「環境に対する豊かな感受性の育成」「環境に関する見方や考え方の育成」「環境に働きかける実践力の育成」

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・石原淳「イギリスの環境教育ーカリキュラムガイダンス7:環境教育の分析ー」を環境教育学会学会誌に発表(004VOL.2NO.2)
・石原淳「イギリスの学校教育における環境教育ーナショナルカリキュラム施行以降のケース・スタディの検討」
この論文は、環境教育学会ホームページの学会誌のところから購入可能です。でも、数が限られているから、早めにゲットされている方がいいですよ。
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by kazukunfamily | 2008-01-25 22:10 | 環境芸術の教材化

習得の鑑賞活動 校内アート探検

再び、アート探検隊にもどります。この実践、現在はマップを姫路城周辺の公共施設においてもらうために、交渉中です。2月になれば、マップ設置場所等をおしらせできると思います。

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姫路城周辺で行うアートクイズ・マップ作りの練習として、校内にあるものの特徴を捉え、それを写真に納めクイズを作る活動を事前におこないました。そして、下記の画像を元に「どこの写真でしょう」クイズをつくり校内に掲示しました。
 身近な環境からみんなの興味を引きつける形や色を見つけ出すよい練習になるとともに他学年から高評価をもらい、アートクイズ・マップ作りへの意欲が高まりました。
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この校内アートクイズは、他学年に好評で、ちょうど梅雨時期でもあったので、多くの児童がクイズにチャレンジくれました。すると、それが、クイズマップづくりの励みとなり、「よし、もっと多くの人を引きつけよう」ということになりました。他者からの評価の大切さがわかりました。
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次回からいよいよ、美術館での活動です。お楽しみに・・・
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by kazukunfamily | 2008-01-25 21:57 | 子どもと鑑賞活動

アートの教育は大切だよ、イギリス情報1

今、ゼミから帰ってきました。環境芸術とアートの授業とを関連づけるために、イギリスの教育、とくにナショナルカリキュラムを研究しています。その中で見つけた興味ある情報の紹介。

ナショナル・カリキュラムは、児童生徒の技能の発展・開発がその中心目的である。
このカリキュラムについて以下のような指摘があります。

「英国におけるCreative Partnership」
アーツ・カウンシル・イングランドアリソン・クラーク・ジェンキンスの指摘
イギリスでも、日本と似たような論議の経緯があったんですよ。創造性を育てる前に、まず学力向上だ、というような議論がね。実は1990 年にナショナル・カリキュラムという全国的な教育カリキュラムができるまでは、学校教育の共通基準がどこにもなかったんです。ナショナル・カリキュラムによって初めて英語や数学などの基準が設定されました。それによって、子どもたちは標準化されましたが、試験に合格する技術を学ぶ子どもが増えただけで、本当の意味では学んでいないんです。
ナショナル・カリキュラムで学んだ子どもたちが大学に進み、やがて職場の一員となりました。しかしそこで分かったのは、自立して考える能力、質問をする能力、人と関
わる能力が高くない、ということです。それは、ある一定の方法で教えられてきた教育プロセスが原因ではないか。学んだのは既定の考え方は学んだかもしれないけれど、それは創造的ではなかったと。これでは21 世紀の経済についていけない、と考えたわけです。『All Our Futures』が発表されたのが、そういった学校教育についての議論が活発な時期と重なりました。タイミングが良かったんです。それまでにもアーティストが学校に行くことはあったにせよ、1 日とかせいぜい1 週間行く程度で、それほど深みのある関わりはしていなかった。創造的な観点から考えて、アーティストが深く関われば学校はどう変わるのか?ということを実験的にやってみることになり、アーティストと学校の先生が一緒に考えた。そこからアーティストと学校の創造的な関わりがどんどん広がっていきました。
参考文献 アートと学校教育の連携に関する調査研究報告書(p14)
文化庁・平成18 年度文化ボランティア推進モデル事業 
特定非営利活動法人S T スポット横浜

どうです。1990年初頭が今の日本の状況になっていませんか?
そして、1999年にイギリスはその方向転換を図っています。そうすると日本は2020年頃に今の学力向上のみにこだわる指導法からの舵を切り直すのでしょうか。でも、審議のまとめをよく限り、学力は知識・技能だけではありませんが・・・思考も意欲も入っています。現場がよくそれを理解、実践できるかが鍵ですね。

上記の分の。『All Our Futures』について、クラーク・ジェンキンスは以下のように説明しています。参考文献 アートと学校教育の連携に関する調査研究報告書より

All Our Futures: Creativity, Culture and Education
1999 年、文化・メディア・スポーツ省と教育雇用省からの諮問を受けて策定された英国創造的教育・文化教育諮問委員会( National Advisory Committee on Creative and Cultural Education、NACCCE)による調査報告書。NACCCE は、当時ウォーリック大学で教鞭を執っていたケン・ロビンソン教授(Professor Ken Robinson)が委員長を務め、現在ベルリン・フィルの音楽監督を務める指揮者のサー・サイモン・ラトル、英国テレビ界で活躍するコメディアンのドーン・フレンチ、英国最大手の小売業チェーンのマークスアンドスペンサーの代表取締役など、教育、文化、芸術、経済界の第一人者が委員を務めている。
All Our Futures は、創造的教育・文化教育(Creative and CulturalEducation)の目的を示し、この分野の国家戦略がなぜ重要であるかを明示している。報告書の中で、創造的教育とは「若年者の独自のアイデアと行動に対する能力を開発する教育形態」とし、文化教育とは「複雑さや多様性を増す社会の価値や生活形態に、若年者が前向きに関わることができるようにするための教育形態」としている。

何か興味のある報告書ですね。All Our Futures: Creativity, Culture and Education
で検索をかけて、調べるとダウンロードできますよ。

なお最初のページの英文は・・・
ALL OUR FUTURES
All Our Future: Creativity, Culture and Education by the National Advisory Committee on Creative and Cultural Education (NACCCE) was commissioned jointly by the Secretaries of State for Education and Employment and Culture, Media and Sport to feed in to the QCA review of the National Curriculum. David Blunkett announced the outcomes of the review in September last year and the revised National Curriculum is being introduced from September 2000.

です、結構多くのページがあります。がんばって訳します。宿題ですから・・・・・。
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by kazukunfamily | 2008-01-24 22:05 | 子どもと表現活動

アンディ・ゴールズワージ情報2 いいビデオ

明日は、ゼミでその準備いっぱい、いっぱいですが、そんなときこそ、好きなゴールズワージ情報を発信したいと思います。
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その映像は、ゴールズワージの制作の様子を記録したビデオです。
「RIVERS AND TIDES working with time]というタイトルです。
とにかく、Amazon.co.jp で購入できますので見てください。

特に、氷を溶かしながら作っている作品、体温等溶かしている、その寒そうで、それでも必死に取り組んでいる彼の姿は心を打ちます。
なかなか、制作の様子を公開しない人ですから、貴重な資料ともいえます。

もうひとつは、皆さんもご存じだとおもいますが、下記は彼のホームページのアドレスです。
アクセスしてみましょう。
http://www.goldsworthy.cc.gla.ac.uk/search/?search=99&when=1976

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by kazukunfamily | 2008-01-23 18:54 | アートと環境

子どもと環境とアート教育の関わりを生かした図画工作科教育の実践的研究


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